カテゴリ別 - 病理

英単語 日本語の意味
leukocytosis 白血球増加症 : 白血球数が基準値以上に増加した状態
白血球増加症
ecchymosis 皮下出血 : 皮膚下に広がる出血班で、青紫色のあざを形成する
皮下出血
arteriosclerosis 動脈硬化 : 動脈壁が厚く硬くなり、血流が障害される病的状態
動脈硬化
syringomyelia 空洞症 : 脊髄内に液体が貯留し、管状の空洞を形成する病態
空洞症
abscess 膿瘍 : 組織内に膿がたまった病変で、炎症を伴う
膿瘍
acute inflammation 急性炎症 : 短期間に起こる組織の炎症反応で、免疫細胞が集積する
急性炎症
acute tubular necrosis (ATN) 急性尿細管壊死 : 腎臓の尿細管が急性に損傷・壊死し、腎不全を引き起こす病態
急性尿細管壊死
alveolitis 肺胞炎 : 肺胞レベルで生じる炎症性変化で、呼吸機能障害を伴うことがある
肺胞炎
amyloidosis アミロイドーシス : アミロイドが組織に沈着し、臓器機能障害を起こす疾患
アミロイドーシス
apoptosis アポトーシス : プログラムされた細胞死で、正常発生や恒常性維持に重要
アポトーシス
atheroma アテローマ : 動脈壁の内膜に脂質が蓄積し形成される病変
アテローマ
atherosclerosis アテローム硬化 : 動脈内膜にアテローマが形成され、血管が狭窄・硬化する病態
アテローム硬化
atrophy 萎縮 : 組織や臓器が栄養障害などで縮小し、機能が低下する状態
萎縮
autolysis 自家融解 : 細胞や組織が自己酵素によって分解される現象
自家融解
barrett’s esophagus バレット食道 : 食道下部粘膜が円柱上皮に置換される病態で、食道腺がんリスクあり
バレット食道
benign 良性 : 組織や病変が悪性でなく、通常は進行や転移が起こらない状態
良性
benign prostatic hyperplasia (BPH) 前立腺肥大症 : 前立腺の良性増殖で、尿路閉塞や排尿障害を引き起こす
前立腺肥大症
benign tumor 良性腫瘍 : 周囲組織への浸潤や転移を起こさない性質の腫瘍
良性腫瘍
biopsy 生検 : 組織や細胞を採取して、病理学的に検査する診断手法
生検
bursitis 滑液包炎 : 滑液包の炎症によって痛みや腫脹を伴う状態
滑液包炎
C-reactive protein (CRP) C反応性タンパク : 炎症や組織障害時に肝臓で産生が増加する急性期反応物質
C反応性タンパク
cachexia 悪液質 : がんや慢性疾患で起こる極度の体重減少や衰弱を伴う病的状態
悪液質
calcification 石灰化 : 組織内にカルシウム塩が沈着し、硬化や機能障害をもたらす現象
石灰化
cardiomegaly 心肥大 : 心臓自体の大きさが増大した状態で、高血圧や心疾患が原因
心肥大
cardiomyopathy 心筋症 : 心筋の構造・機能異常による疾患群で、収縮障害などを伴う
心筋症
cardiovascular disease 心血管疾患 : 心臓や血管に関わる疾患の総称で、動脈硬化などが主な原因
心血管疾患
carpal tunnel syndrome 手根管症候群 : 手根管内で正中神経が圧迫され、手指のしびれや痛みが生じる状態
手根管症候群
caseous necrosis 乾酪壊死 : 結核感染などで組織がチーズ状に崩壊する壊死形態
乾酪壊死
cholangitis 胆管炎 : 胆管の細菌感染などによる炎症で、高熱や黄疸を伴う
胆管炎
cholecystitis 胆嚢炎 : 胆管閉塞や細菌感染を原因とする胆嚢の炎症疾患
胆嚢炎
cholelithiasis 胆石症 : 胆嚢や胆管内に結石が形成され、疼痛や黄疸を引き起こす
胆石症
cholestasis 胆汁うっ滞 : 胆汁の流れが阻害され、黄疸やかゆみを生じる病態
胆汁うっ滞
cholesteatoma 真珠腫 : 中耳や乳突に生じる上皮性嚢胞で、進行すると骨破壊を起こす
真珠腫
chronic inflammation 慢性炎症 : 急性炎症の後に持続的な免疫応答が続く組織の炎症状態
慢性炎症
chronic rejection 慢性拒絶 : 移植臓器で長期にわたり進行する免疫反応による組織障害
慢性拒絶
cirrhosis 肝硬変 : 肝臓組織が線維化・再生結節化し肝機能低下する進行性疾患
肝硬変
clinical autopsy 臨床解剖 : 診療過程の検証を目的として行われる死後の解剖
臨床解剖
coagulation 凝固 : 血液が固形成分と繊維素網を形成し凝血塊となる過程
凝固
coagulation necrosis 凝固壊死 : タンパク質が変性し組織が凝固状に死滅する壊死形態
凝固壊死
coagulopathy 凝固障害 : 血液凝固が正常に機能せず出血リスクが高まる状態
凝固障害
colitis 大腸炎 : 大腸粘膜の炎症で下痢や腹痛、出血などを伴う
大腸炎
collagenosis コラーゲン症 : 膠原病とも呼ばれコラーゲンを含む結合組織が障害される
コラーゲン症
complement deficiency 補体欠損 : 補体系の成分が欠損し感染症リスクや自己免疫疾患が増加
補体欠損
contracture 拘縮 : 関節や筋が硬くなり可動域が制限される病的状態
拘縮
Crohn’s disease クローン病 : 消化管の全域に炎症が起こり得る自己免疫性腸炎で、再発を繰り返す
クローン病
cyst 嚢胞 : 液体や半固体を含む袋状の病変で、多くの組織・臓器に発生し得る
嚢胞
cystitis 膀胱炎 : 膀胱の炎症や感染症で、排尿時痛や頻尿を引き起こす
膀胱炎
cytology 細胞学 : 細胞の形態や機能を研究する学問で、診断のための細胞診も含む
細胞学
damage-associated molecular pattern (DAMP) 損傷関連分子パターン : 細胞損傷時に放出され、自然免疫系を活性化する内因性シグナル
損傷関連分子パターン
degeneration 変性 : 細胞や組織が正常な構造・機能を失い、劣化する過程
変性
dehiscence 創離開 : 手術創が癒合せず、再び開いてしまう合併症
創離開
demyelination 脱髄 : 神経線維を覆うミエリン鞘が破壊され、伝導機能が低下
脱髄
dermatofibroma 皮膚線維腫 : 皮膚に生じる良性腫瘍で、触れると硬い小結節を形成
皮膚線維腫
dilated cardiomyopathy 拡張型心筋症 : 心室が拡張して収縮力が低下し、心不全症状を引き起こす病態
拡張型心筋症
disseminated intravascular coagulation (DIC) 播種性血管内凝固 : 全身の微小血管内で血栓形成と出血傾向が同時に進行する重症病態
播種性血管内凝固
diverticulitis 憩室炎 : 大腸憩室に炎症が生じ、腹痛や発熱、下痢・便秘などを伴う疾患
憩室炎
diverticulosis 憩室症 : 大腸壁に憩室が多数形成された状態で、炎症を伴わないことも多い
憩室症
dyskaryosis 核異型 : 細胞核の形態異常や染色性の乱れを示す病変
核異型
dysplasia 異形成 : 細胞や組織の異常増殖を伴う前がん状態を指す
異形成
edema 浮腫 : 組織や体腔に過剰な液体が貯留し、むくみを生じる状態
浮腫
effusion 貯留液 : 体腔や関節腔に液体が異常に貯留した状態を指す
貯留液
embolism 塞栓 : 血管を塞ぐ異物(血栓など)が流入し、血流を遮断する病態
塞栓
emphysema 肺気腫 : 肺胞壁が破壊され、ガス交換能が低下する慢性肺疾患
肺気腫
encephalopathy 脳症 : 代謝性や感染性など多岐にわたる原因で脳機能が障害される
脳症
end-stage renal disease (ESRD) 末期腎不全(終末期腎疾患) : 腎機能が恒常的に著しく低下し、透析や移植が必要となる段階
末期腎不全(終末期腎疾患)
endarteritis 動脈内膜炎 : 動脈の内膜に炎症が生じ、血管狭窄や閉塞を引き起こす病態
動脈内膜炎
endocarditis 心内膜炎 : 心臓内膜に炎症が起き、弁膜などに菌塊や血栓が形成される疾患
心内膜炎
endocrine disorder 内分泌疾患 : ホルモンの異常分泌や作用不全により起こる病態の総称
内分泌疾患
endometriosis 子宮内膜症 : 子宮内膜様組織が子宮外に増殖し、疼痛や不妊を引き起こす病態
子宮内膜症
endometritis 子宮内膜炎 : 子宮内膜に炎症が生じる疾患で、感染や分娩後などに発症
子宮内膜炎
enteritis 腸炎 : 腸粘膜の炎症で、感染や自己免疫など多様な原因で発症する
腸炎
epididymitis 副睾丸炎 : 細菌感染などで副睾丸に炎症が起こり、痛みや腫れを伴う疾患
副睾丸炎
epiglottitis 急性喉頭蓋炎 : 喉頭蓋に急性の炎症が生じ、気道閉塞の恐れがある重症感染症
急性喉頭蓋炎
erythrocyte sedimentation rate (ESR) 赤血球沈降速度 : 血液が沈降する速度を測定し、炎症や感染の指標とする検査
赤血球沈降速度
eschar 痂皮 : 熱傷や炎症で形成される黒褐色の硬いかさぶた様組織
痂皮
extravasation 血管外漏出 : 薬剤や血液が血管外へ漏れ、組織に損傷や炎症を引き起こす現象
血管外漏出
exudate 滲出液 : 炎症で血管透過性が亢進し、血漿成分が組織へ漏出した液体
滲出液
fever 発熱 : 体温が正常範囲を超えて上昇する状態
発熱
fibrillation 細動 : 心筋や筋線維が不規則かつ微細に震えるように収縮する状態
細動
fibroadenoma 線維腺腫 : 主に乳腺に生じる良性腫瘍で、線維組織と腺組織から成る
線維腺腫
fibroma 線維腫 : 繊維組織からなる良性腫瘍で、多様な部位に発生する
線維腫
fibrosis 線維化 : 炎症などにより組織が過剰な線維組織で置き換わる過程
線維化
fistula 瘻孔 : 異なる器官または器官と体表を連結する病的な通路
瘻孔
focal segmental glomerulosclerosis (FSGS) 巣状分節性糸球体硬化症 : 糸球体の一部が硬化する腎疾患で、蛋白尿や腎機能低下を引き起こす
巣状分節性糸球体硬化症
gallstone 胆石 : 胆嚢や胆管内で胆汁成分が固結して形成される結石
胆石
gangrene 壊疽 : 血行障害や感染による組織の壊死状態
壊疽
gastric ulcer 胃潰瘍 : 胃粘膜が消化液で傷つき、潰瘍となった状態
胃潰瘍
gastritis 胃炎 : 胃粘膜の炎症で、急性・慢性に分類される
胃炎
gastroenteritis 胃腸炎 : 胃や腸の粘膜に炎症を起こし、下痢や嘔吐が主症状
胃腸炎
glaucoma 緑内障 : 眼圧や血流障害で視神経が損傷し、視野欠損をきたす疾患
緑内障
glomerulonephritis 糸球体腎炎 : 糸球体の炎症性疾患で、血尿や蛋白尿を呈する
糸球体腎炎
granuloma 肉芽腫 : 慢性炎症で形成される肉芽組織の集まり
肉芽腫
granulomatosis 肉芽腫症 : 体内各所に肉芽腫が多発する病態の総称
肉芽腫症
hematoma 血腫 : 血管から漏れた血液が組織内にたまった状態
血腫
hemolysis 溶血 : 赤血球が破壊され、ヘモグロビンが放出される現象
溶血
hemolytic anemia 溶血性貧血 : 赤血球の破壊が亢進し、貧血を引き起こす状態
溶血性貧血
hepatomegaly 肝腫大 : 肝臓が病的または生理的に大きくなった状態
肝腫大
hepatotoxic 肝毒性のある : 肝細胞に有害作用をもたらす特性を示す
肝毒性のある
hepatotoxicity 肝毒性 : 肝機能を損なう化学物質や薬剤の有害性
肝毒性
histopathology 組織病理学 : 病変組織の形態的変化を調べ、疾患を診断するための学問
組織病理学
hyperemia 充血 : 血管拡張などにより局所的に血液量が増加する現象
充血
hyperplasia 過形成 : 組織や臓器の細胞数が増加し、容量が増える状態
過形成
hypersensitivity 過敏症 : 異常に強い免疫反応で組織傷害を引き起こす病態
過敏症
hypertensive nephrosclerosis 高血圧性腎硬化症 : 長期的な高血圧により腎臓の動脈が硬化・損傷する病態
高血圧性腎硬化症
hypertrophy 肥大 : 細胞の大きさが増加して組織や臓器が拡大する状態
肥大
hypoplasia 形成不全 : 器官や組織が十分に発達せず小さいままの状態
形成不全
hypoxia 低酸素 : 組織や細胞への酸素供給が不足した状態
低酸素
IgA nephropathy (IgAN) IgA腎症 : IgA沈着により腎臓が傷害される慢性糸球体腎炎
IgA腎症
IgA vasculitis (Henoch-Schönlein purpura) IgA血管炎(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病) : 小血管にIgAが沈着し、皮膚紫斑や関節痛、腹痛、腎障害を伴う炎症性疾...
IgA血管炎(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)
immunohistochemistry 免疫組織化学 : 抗体を用いて組織切片中の特定分子を可視化する手法
免疫組織化学
immunopathology 免疫病理 : 免疫応答がもたらす組織損傷や病的変化を研究する分野
免疫病理
infarction 梗塞 : 血流遮断により組織が壊死した状態
梗塞
infiltrate 浸潤 : 炎症細胞や液体が組織内へ染み込む現象
浸潤
infiltration 浸潤 : 流体や細胞が組織に深く入り込むこと
浸潤
inflammation 炎症 : 組織が損傷し、発赤・腫脹・痛みなどを伴う生体反応
炎症
inflammatory response 炎症反応 : 免疫細胞やサイトカインが関与する防御的な組織反応
炎症反応
interstitial nephritis 間質性腎炎 : 腎臓の間質部に主な病変が生じる炎症性疾患
間質性腎炎
ischemia 虚血 : 組織への血流不足により、酸素供給が不足した状態
虚血
karyolysis 核溶解 : 細胞死の過程で核が溶解し形態が消失する変化
核溶解
karyorrhexis 核崩壊 : 細胞死の過程で核が断片化する現象
核崩壊
keratitis 角膜炎 : 角膜に生じる炎症性疾患で、視力低下を伴うこともある
角膜炎
laryngitis 喉頭炎 : 喉頭に起こる炎症で、声がれや咳などを引き起こす
喉頭炎
lead poisoning 鉛中毒 : 鉛を過剰摂取して神経障害や貧血などを起こす病態
鉛中毒
lesion 病変 : 身体の正常組織に生じる異常部位や損傷
病変
leukopenia 白血球減少症 : 白血球数が基準値より減少した状態
白血球減少症
ligament tear 靭帯損傷 : 靭帯の部分断裂や完全断裂を含む外傷
靭帯損傷
lipoma 脂肪腫 : 脂肪細胞由来の良性腫瘍
脂肪腫
lipotoxicity リポトキシシティ(脂肪毒性) : 過剰な脂肪蓄積によって細胞機能が障害される現象
リポトキシシティ(脂肪毒性)
liquefactive necrosis 液化壊死 : 酵素作用で組織が液状化し、膿瘍化などを起こす壊死様式
液化壊死
liver cirrhosis (cirrhosis) 肝硬変 : 肝細胞の線維化と再生結節形成で肝機能が低下する病態
肝硬変
lymphangitis リンパ管炎 : リンパ管が細菌や炎症により赤く腫れる病態
リンパ管炎
lymphedema リンパ浮腫 : リンパ流障害で四肢などにむくみが生じる状態
リンパ浮腫
macrovascular complications 大血管合併症 : 糖尿病で生じる動脈硬化など、大動脈や冠動脈の障害
大血管合併症
malignant 悪性 : 腫瘍などが増殖や転移の性質を持つ有害な状態
悪性
malignant hyperthermia 悪性高熱症 : 全身麻酔薬などに反応し、急激に体温が上昇する重篤症
悪性高熱症
malignant tumor 悪性腫瘍 : 転移や組織破壊が顕著な危険度の高い腫瘍
悪性腫瘍
mastitis 乳腺炎 : 乳腺に起こる炎症で、授乳期に細菌感染が原因となることが多い
乳腺炎
medial collateral ligament (MCL) injury 内側側副靭帯損傷 : 膝関節内側の靭帯が損傷し、関節の安定性が低下する外傷
内側側副靭帯損傷
megaloblastic anemia 巨赤芽球性貧血 : 葉酸やビタミンB12欠乏で巨赤芽球が出現し、貧血を起こす
巨赤芽球性貧血
melena 黒色便 : 上部消化管出血で血液が変化し、黒色の便として排泄
黒色便
membranous nephropathy 膜性腎症 : 糸球体基底膜に免疫複合体が沈着し、蛋白尿などを引き起こすネフローゼ
膜性腎症
meningitis 髄膜炎 : 細菌やウイルスなどによる髄膜の炎症
髄膜炎
meniscal tear 半月板損傷 : 膝関節内の半月板が損傷し、痛みや運動制限を伴う外傷
半月板損傷
metastasis 転移 : がん細胞が原発巣から他の組織や臓器へ拡散し、新たに腫瘍を形成する
転移
metastatic bone cancer 転移性骨腫瘍 : 他臓器のがんが骨に転移し、骨破壊や痛みを引き起こす状態
転移性骨腫瘍
metastatic cancer 転移性がん : 原発巣以外の組織へがんが拡散・増殖した状態
転移性がん
microscopic examination 顕微鏡検査 : 顕微鏡を用いて細胞や組織の詳細を観察・分析する手法
顕微鏡検査
microvascular complications 細小血管合併症 : 糖尿病などで細い血管が障害される目・腎・神経の病変
細小血管合併症
minimal change disease 微小変化型ネフローゼ症候群 : 光学顕微鏡では変化が乏しいが、電子顕微鏡で足突起融合が確認されるネフローゼ
微小変化型ネフローゼ症候群
mucoid 粘液様の : 粘液のように粘度が高く、糸を引くような性状
粘液様の
mucormycosis ムコール症 : ムコール科真菌による重篤な真菌感染症で、免疫低下時に特に発症しやすい
ムコール症
mutagen 変異原 : 遺伝子の変異を引き起こす化学物質や放射線など
変異原
mutation 変異 : 遺伝子配列や染色体構造に起こる恒常的な変更
変異
myelitis 脊髄炎 : 脊髄に炎症が起こり運動麻痺や感覚障害をもたらす
脊髄炎
nasal polyp 鼻ポリープ : 慢性炎症などで鼻粘膜が肥厚・隆起して形成される良性の隆起性病変
鼻ポリープ
necrobiosis 壊死様変化 : 組織が部分的に変性・壊死していく過程で、特定疾患で見られることが多い
壊死様変化
necroptosis ネクロトーシス : アポトーシスとネクローシスの特徴を併せ持つプログラム細胞死
ネクロトーシス
necrosis 壊死 : 細胞や組織が不可逆的に死に至る病理的プロセス
壊死
nephritis 腎炎 : 腎臓の炎症性疾患の総称で、糸球体や間質に病変が生じる
腎炎
neuritis 神経炎 : 神経が炎症や感染により損傷を受け、痛みや麻痺を伴う病態
神経炎
neuropathology 神経病理学 : 中枢・末梢神経系の病理学的変化や疾患を研究する分野
神経病理学
neutropenia 好中球減少症 : 好中球数が著しく低下し、感染リスクが増大する状態
好中球減少症
nodular 結節性の : 結節状の隆起や病変を呈する形容
結節性の
nodule 結節 : 皮膚や臓器に生じる比較的小さな塊状病変
結節
non-alcoholic fatty liver disease (NAFLD) 非アルコール性脂肪性肝疾患 : アルコール摂取が少ないにも関わらず脂肪肝を呈する疾患群
非アルコール性脂肪性肝疾患
occlusion 閉塞 : 血管などが詰まって通路が塞がる状態
閉塞
osteitis 骨炎 : 骨組織に起こる炎症反応で、感染や外傷が原因
骨炎
osteoarthritis (OA) 変形性関節症 : 関節軟骨の変性と摩耗により痛みや可動域制限を生じる疾患
変形性関節症
osteomalacia 骨軟化症 : 骨の石灰化が不十分で柔らかくなる疾患
骨軟化症
osteomyelitis 骨髄炎 : 骨髄や骨組織の細菌感染による炎症
骨髄炎
osteopenia 骨減少症 : 骨密度が低下した状態だが、骨粗鬆症ほど深刻でない
骨減少症
osteoporosis (OP) 骨粗鬆症 : 骨密度が著しく低下し、骨折リスクが高まる疾患
骨粗鬆症
otitis externa 外耳炎 : 外耳道の炎症・感染で、痛みや腫脹を伴う
外耳炎
oxidative stress 酸化ストレス : 活性酸素種の増加により細胞障害が生じる状態
酸化ストレス
Paget's disease パジェット病 : 骨の異常なリモデリングを伴う骨疾患や、乳房などに起こる皮膚病変も含む
パジェット病
pancreatitis 膵炎 : 酵素活性化により膵組織が自己消化される炎症
膵炎
papilloma 乳頭腫 : 上皮組織の良性腫瘍で、乳頭状の増殖を示す
乳頭腫
parasite 寄生虫 : 宿主に依存して生活し、しばしば宿主に有害作用を及ぼす生物
寄生虫
pathogenesis 発病機序 : 疾病がどのように発生・進行するかの生物学的プロセス
発病機序
pathology 病理学 : 疾病の原因、発生機序、形態的変化を研究する学問
病理学
peptic ulcer 消化性潰瘍 : 胃や十二指腸の粘膜が酸やペプシンで損傷を受ける疾患
消化性潰瘍
pericarditis 心膜炎 : 心膜の炎症により胸痛や心タンポナーデを引き起こす
心膜炎
peritonitis 腹膜炎 : 細菌感染や穿孔などで腹膜に起こる炎症
腹膜炎
petechiae 点状出血 : 毛細血管破裂などによる小さな赤色斑
点状出血
phlebitis 静脈炎 : 静脈壁の炎症で、血栓形成や発赤、疼痛が生じる
静脈炎
phlegmon 蜂窩織炎 : 皮下組織がびまん性に炎症を起こし、膿瘍を形成しにくい感染症
蜂窩織炎
placental abruption 常位胎盤早期剥離 : 胎盤が子宮壁から早期に剥がれ、大量出血や胎児機能不全を生じる
常位胎盤早期剥離
plantar fasciitis 足底筋膜炎 : 足底筋膜への負荷や炎症により、かかと痛を起こす疾患
足底筋膜炎
pleural effusion 胸水 : 胸膜腔に液体が過剰に貯留した状態
胸水
polycystic kidney disease (PKD) 多発性嚢胞腎 : 腎臓に多数の嚢胞が形成され、腎機能低下を起こす遺伝性疾患
多発性嚢胞腎
polyp ポリープ : 粘膜から突出する腫瘤状の病変で、良性から悪性まで様々
ポリープ
postpartum endometritis 産褥子宮内膜炎 : 分娩後に子宮内膜が細菌感染を起こして炎症に至る病態
産褥子宮内膜炎
precancerous lesion 前がん病変 : がん化の可能性が高い細胞変化だが、まだ悪性ではない病変
前がん病変
prostatitis 前立腺炎 : 細菌感染などにより前立腺が炎症を起こす状態
前立腺炎
psoriasis 乾癬 : 皮膚に銀白色の鱗屑を伴う紅斑が生じる慢性炎症性疾患
乾癬
purpura 紫斑 : 皮下出血による紫色の斑点で、凝固異常などが原因
紫斑
pus 膿 : 白血球や細菌、組織片が混ざった濁った体液
pyelonephritis 腎盂腎炎 : 腎盂と腎実質の感染症で、発熱や腰痛を伴うことが多い
腎盂腎炎
pyrexia 発熱 : 体温が平常より高くなる状態で、感染や炎症で生じる
発熱
pyuria 膿尿 : 尿中に多量の白血球や膿が含まれる病的状態
膿尿
rapidly progressive glomerulonephritis (RPGN) 急速進行性糸球体腎炎 : 急激に腎機能が低下し、糸球体に半月体形成を伴う重篤腎炎
急速進行性糸球体腎炎
rash 発疹 : 皮膚に斑点や丘疹などの異常が生じた総称で、原因は多様
発疹
reactive oxygen species (ROS) 活性酸素種 : 酸化力をもつ酸素派生分子で、細胞障害や老化に関与する
活性酸素種
renal biopsy 腎生検 : 腎組織を針などで採取し、病理学的に診断する手技
腎生検
renal failure 腎不全 : 腎機能が高度に低下し、老廃物排泄や水分調整が困難となる状態
腎不全
renal osteodystrophy 腎性骨異栄養症 : 慢性腎不全に伴う骨代謝異常で、骨痛や変形を引き起こす疾患
腎性骨異栄養症
retinitis pigmentosa 網膜色素変性症 : 光受容体が変性し、夜盲や視野狭窄を生じる進行性疾患
網膜色素変性症
retinopathy 網膜症 : 糖尿病などで網膜血管が障害を受け、視力低下を招く病変
網膜症
rhinitis 鼻炎 : 鼻粘膜の炎症で、くしゃみや鼻水、鼻詰まりを伴う
鼻炎
sclerosis 硬化 : 組織が線維化などにより硬く変化した病的状態
硬化
serous 漿液性の : 蛋白質を含む液体で、透明に近い体液や分泌液を指す
漿液性の
squamous cell carcinoma 扁平上皮癌 : 扁平上皮由来の悪性腫瘍で、皮膚や粘膜に発生
扁平上皮癌
steatohepatitis 脂肪肝炎 : 肝細胞内に脂肪蓄積と炎症が同時に起こる病態
脂肪肝炎
steatosis 脂肪変性 : 細胞内に過剰な脂肪が蓄積する状態
脂肪変性
stenosis 狭窄 : 管腔や開口部が狭くなり、流れや通過が障害される状態
狭窄
suppuration 化膿 : 細菌感染などで膿が形成される炎症過程
化膿
tendonitis (tendinitis) 腱炎 : 腱が炎症を起こし、痛みや腫れを伴う状態
腱炎
tennis elbow (lateral epicondylitis) テニス肘(外側上顆炎) : 前腕伸筋群の過負荷で肘外側部に痛みを生じる障害
テニス肘(外側上顆炎)
thrombocytopenia 血小板減少症 : 血小板数が減少し、止血機能が低下する病態
血小板減少症
thrombophlebitis 血栓性静脈炎 : 静脈に血栓が形成され、炎症が起こる状態
血栓性静脈炎
thrombosis 血栓症 : 血管内に血栓が形成され、血流障害を引き起こす病態
血栓症
thrombotic thrombocytopenic purpura (TTP) 血栓性血小板減少性紫斑病 : 微小血栓と重度の血小板減少、溶血性貧血を特徴とする疾患
血栓性血小板減少性紫斑病
trigeminal neuralgia 三叉神経痛 : 顔面に電撃様の激しい痛みが反復する神経痛
三叉神経痛
ulcer 潰瘍 : 粘膜や皮膚が深く欠損し、治癒に時間を要する病変
潰瘍
ulcerative colitis 潰瘍性大腸炎 : 大腸粘膜にびまん性潰瘍性炎症が起こる自己免疫性疾患
潰瘍性大腸炎
uremia 尿毒症 : 腎機能低下で老廃物が蓄積し、中毒症状を呈する病態
尿毒症
urinary frequency 頻尿 : 排尿回数が異常に多くなる症状
頻尿
varicocele 精索静脈瘤 : 精索の静脈が拡張・蛇行し、不妊や痛みを生じることがある
精索静脈瘤
varicose vein 下肢静脈瘤 : 足の表在静脈が拡張し、こぶ状に膨らむ病態
下肢静脈瘤
vasculitis 血管炎 : 血管壁に炎症が起こり、組織障害をもたらす病態
血管炎
vocal cord nodule 声帯結節 : 過度の発声で声帯に生じる小さな隆起
声帯結節
vocal cord polyp 声帯ポリープ : 声帯の粘膜にできる隆起性病変で、声のかすれを起こす
声帯ポリープ
volvulus 腸軸捻転 : 腸管がねじれて通過障害や血流障害が起こる病態
腸軸捻転
von Willebrand disease フォン・ヴィレブランド病 : 血液凝固因子vWFの異常で出血傾向を示す先天性疾患
フォン・ヴィレブランド病
leukocytosis 白血球増加症 : 白血球数が基準値以上に増加した状態
白血球増加症
ecchymosis 皮下出血 : 皮膚下に広がる出血班で、青紫色のあざを形成する
皮下出血
arteriosclerosis 動脈硬化 : 動脈壁が厚く硬くなり、血流が障害される病的状態
動脈硬化
syringomyelia 空洞症 : 脊髄内に液体が貯留し、管状の空洞を形成する病態
空洞症
abscess 膿瘍 : 組織内に膿がたまった病変で、炎症を伴う
膿瘍