カテゴリ別 - 消化器

英単語 日本語の意味
cholangiocarcinoma 胆管癌 : 胆管上皮に発生する悪性腫瘍で、黄疸などを引き起こす
胆管癌
appendectomy 虫垂切除術 : 炎症や病変のある虫垂を外科的に摘出する手術
虫垂切除術
absorption 吸収 : 物質が細胞や組織に取り込まれる生理的過程
吸収
hyperbilirubinemia 高ビリルビン血症 : 血中のビリルビン値が上昇し、黄疸を引き起こす状態
高ビリルビン血症
abdominal pain 腹痛 : 腹部に感じる痛みの総称で、原因は多岐にわたる
腹痛
acid reflux 胃酸の逆流 : 胃酸が食道へ逆流し、胸やけなどを引き起こす症状
胃酸の逆流
alanine transaminase (ALT) アラニンアミノトランスフェラーゼ : 肝細胞障害で血中濃度が上昇する酵素で、肝機能マーカーとして用いられる
アラニンアミノトランスフェラーゼ
ammonia アンモニア : タンパク質代謝で生じる有害物質で、体内では尿素に変換
アンモニア
ampulla of vater ファーター乳頭 : 総胆管と主膵管が十二指腸に開口する部位
ファーター乳頭
amylase アミラーゼ : デンプンを分解する酵素で、唾液や膵液に含まれる
アミラーゼ
anastomosis 吻合 : 血管や腸管など管状構造同士を外科的につなぐ手技
吻合
antiemetic 制吐薬 : 嘔吐を抑制または予防するために使われる薬剤
制吐薬
antispasmodic 抗けいれん薬 : 平滑筋などのけいれんを緩和し、痛みを和らげる薬剤
抗けいれん薬
anus 肛門 : 消化管の最終部で排泄物が体外へ排出される開口部
肛門
appendix 虫垂 : 盲腸に付属する管状器官で、炎症が起こりやすい
虫垂
ascites 腹水 : 腹腔内に液体が貯留し、腹部膨満などを起こす状態
腹水
aspartate transaminase (AST) アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ : 肝障害や心筋障害で血中濃度が上昇する酵素の一つ
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ
barrett’s esophagus バレット食道 : 食道下部粘膜が円柱上皮に置換される病態で、食道腺がんリスクあり
バレット食道
belching げっぷ : 胃内のガスが口から排出される生理的または病的現象
げっぷ
bile 胆汁 : 肝臓で生成され胆嚢に蓄えられ、脂肪の消化・吸収を助ける液体
胆汁
bile duct 胆管 : 肝臓から胆汁を十二指腸へ運ぶ管状構造で、胆嚢とも連絡する
胆管
biliary atresia 胆道閉鎖症 : 胆管が閉塞または欠損している先天性疾患で、黄疸を呈する
胆道閉鎖症
bilirubin ビリルビン : 赤血球のヘモグロビン分解産物で、肝臓で処理される色素
ビリルビン
biliverdin ビリベルジン : ヘム分解過程で生成される緑色の色素で、次にビリルビンへ変換
ビリベルジン
bowel obstruction 腸閉塞 : 腸管内の内容物が通過できない状態で、激痛や嘔吐を伴う
腸閉塞
carbohydrate antigen 19-9 (CA19-9) CA19-9 : 膵がんや胆道系がんなどで上昇する腫瘍マーカー
CA19-9
cecum 盲腸 : 大腸の初部にある袋状構造で、小腸からの内容物が最初に入る
盲腸
celiac disease セリアック病 : グルテン摂取により小腸粘膜が損傷し、栄養吸収障害を招く自己免疫疾患
セリアック病
celiac plexus 腹腔神経叢 : 腹部大動脈周囲にある自律神経線維の集まりで、内臓の機能を調整する
腹腔神経叢
celiac trunk 腹腔動脈 : 腹部大動脈から分岐し、肝臓・胃・脾臓などに血液を供給する主要動脈
腹腔動脈
cholangitis 胆管炎 : 胆管の細菌感染などによる炎症で、高熱や黄疸を伴う
胆管炎
cholecystectomy 胆嚢摘出術 : 胆石症や胆嚢炎などに対して行われる胆嚢の外科的切除
胆嚢摘出術
cholecystitis 胆嚢炎 : 胆管閉塞や細菌感染を原因とする胆嚢の炎症疾患
胆嚢炎
cholelithiasis 胆石症 : 胆嚢や胆管内に結石が形成され、疼痛や黄疸を引き起こす
胆石症
cholestasis 胆汁うっ滞 : 胆汁の流れが阻害され、黄疸やかゆみを生じる病態
胆汁うっ滞
cirrhosis 肝硬変 : 肝臓組織が線維化・再生結節化し肝機能低下する進行性疾患
肝硬変
colitis 大腸炎 : 大腸粘膜の炎症で下痢や腹痛、出血などを伴う
大腸炎
colon 結腸 : 大腸の一部で水分吸収と糞便形成に関与する管状器官
結腸
colon cancer 結腸がん : 結腸に発生する悪性腫瘍でポリープから進行することも多い
結腸がん
colonoscopy 大腸内視鏡検査 : 内視鏡を肛門から挿入し結腸や直腸を観察・検査する方法
大腸内視鏡検査
colorectal cancer 大腸がん : 結腸と直腸に発生するがんの総称で消化器がんの一種
大腸がん
common hepatic artery 総肝動脈 : 腹腔動脈から分岐し肝臓や胆嚢などへ血液を供給する動脈
総肝動脈
constipation 便秘 : 排便が困難または頻度が少なく硬い便を伴う状態
便秘
Crohn’s disease クローン病 : 消化管の全域に炎症が起こり得る自己免疫性腸炎で、再発を繰り返す
クローン病
cystic fibrosis 嚢胞性線維症 : 遺伝性の膿性分泌物を伴う疾患で、肺や膵臓など複数臓器が障害される
嚢胞性線維症
dietary fiber 食物繊維 : 消化酵素で分解されにくい多糖類で、腸内環境調整に重要
食物繊維
digestion 消化 : 食品成分を酵素などで分解し、栄養素として吸収可能にする過程
消化
diverticulitis 憩室炎 : 大腸憩室に炎症が生じ、腹痛や発熱、下痢・便秘などを伴う疾患
憩室炎
diverticulosis 憩室症 : 大腸壁に憩室が多数形成された状態で、炎症を伴わないことも多い
憩室症
duodenal ulcer 十二指腸潰瘍 : 十二指腸粘膜に生じる潰瘍で、ピロリ菌感染や酸過剰が原因
十二指腸潰瘍
duodenum 十二指腸 : 胃と小腸をつなぐ最初の部位で、消化液が集中して働く場所
十二指腸
dysbiosis 腸内細菌叢異常 : 腸内細菌の構成異常で健康障害を生じる状態
腸内細菌叢異常
dyspepsia 消化不良 : 胃もたれや腹部不快感などの消化障害を指す
消化不良
dysphagia 嚥下困難 : 食物や液体をスムーズに飲み込めない摂食障害
嚥下困難
emesis 嘔吐(えずくこと) : 胃内容物が食道・口腔へ逆流し、強制的に吐き出される症状
嘔吐(えずくこと)
endoscope 内視鏡 : 体内を観察するために挿入する光学機器で、検査や治療に用いる
内視鏡
endoscopic retrograde cholangiopancreatography (ERCP) 内視鏡的逆行性胆道膵管造影 : 内視鏡と造影剤を用いて胆管や膵管を観察し、治療も可能な手技
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
endoscopy 内視鏡検査 : 内視鏡を用いて消化管などを直接観察し、診断や検体採取を行う
内視鏡検査
enteric nervous system 腸管神経系 : 消化管に固有の神経網で、独立して消化運動や分泌を制御する
腸管神経系
enteritis 腸炎 : 腸粘膜の炎症で、感染や自己免疫など多様な原因で発症する
腸炎
enterohepatic circulation 腸肝循環 : 胆汁酸などが腸管から肝臓へ再吸収される循環経路
腸肝循環
esophagus 食道 : 口腔から胃へ食物や飲み物を運ぶ、筋肉性の管状器官
食道
fecal matter 糞便 : 消化管を経て排出される未消化残渣や細菌などを含む排泄物
糞便
fecal occult blood test 便潜血検査 : 便中の微量な血液を検出し、大腸癌や消化管出血などの検査に用いる
便潜血検査
feces 便 : 消化後の老廃物や細菌が含まれ、直腸を通じて排出される物質
便
flatulence おなら、腹部膨満 : 腸内ガスの排出や溜まりによる膨満感
おなら、腹部膨満
gallbladder 胆嚢 : 肝臓で作られた胆汁を蓄える袋状の器官
胆嚢
gallstone 胆石 : 胆嚢や胆管内で胆汁成分が固結して形成される結石
胆石
gamma-glutamyl transferase (GGT) ガンマグルタミルトランスフェラーゼ : 肝障害の指標となる酵素で、胆汁うっ滞などでも上昇する
ガンマグルタミルトランスフェラーゼ
gastrectomy 胃切除術 : 病変や腫瘍のある部分の胃を外科的に切除する手術
胃切除術
gastric acid 胃酸 : 胃の壁細胞から分泌される塩酸を主成分とする消化液
胃酸
gastric contents 胃内容 : 胃内に存在する食物や消化液の混合物
胃内容
gastric ulcer 胃潰瘍 : 胃粘膜が消化液で傷つき、潰瘍となった状態
胃潰瘍
gastrin ガストリン : 胃酸分泌を促進するホルモンで、G細胞から分泌される
ガストリン
gastritis 胃炎 : 胃粘膜の炎症で、急性・慢性に分類される
胃炎
gastroduodenal artery 胃十二指腸動脈 : 総肝動脈から分岐し、胃や十二指腸へ血液を供給する動脈
胃十二指腸動脈
gastroenteritis 胃腸炎 : 胃や腸の粘膜に炎症を起こし、下痢や嘔吐が主症状
胃腸炎
gastroesophageal reflux disease (GERD) 逆流性食道炎 : 胃酸が食道に逆流し、胸やけや炎症を引き起こす病態
逆流性食道炎
gastrointestinal 胃腸の : 胃と腸に関連する、またはそれらの領域を指す形容詞
胃腸の
gastrointestinal tract (GI tract) 消化管 : 口から肛門までの消化器官全体を指す
消化管
gastroschisis 腹壁破裂 : 胎児の腹壁欠損により、腸管などが腹腔外へ露出する先天異常
腹壁破裂
gastroscopy 胃内視鏡検査 : 内視鏡を用いて胃内部を直接観察する検査
胃内視鏡検査
ghrelin グレリン : 空腹時に胃から分泌され、食欲や成長ホルモン分泌を刺激するホルモン
グレリン
helicobacter pylori ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌) : 胃に感染し、胃炎や胃潰瘍の原因となるグラム陰性菌
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)
hematemesis 吐血 : 上部消化管出血により血液を吐く症状
吐血
hematochezia 血便(鮮血便) : 下部消化管出血が原因で便に鮮血が混じる状態
血便(鮮血便)
hepatic 肝臓の : 肝臓に関連する、または肝臓由来を示す形容詞
肝臓の
hepatic artery 肝動脈 : 肝臓に酸素化血液を供給する主要な動脈
肝動脈
hepatic artery proper 固有肝動脈 : 総肝動脈から分岐し、肝臓に直接血流を送る動脈
固有肝動脈
hepatic encephalopathy 肝性脳症 : 肝障害によりアンモニアなどが脳に影響し、意識障害を起こす病態
肝性脳症
hepatic function 肝機能 : 肝臓の代謝・解毒・合成などの総合的な働き
肝機能
hepatic portal vein 肝門脈 : 消化管などからの静脈血を肝臓へ運ぶ大きな血管
肝門脈
hepatic vein 肝静脈 : 肝臓で処理された血液を下大静脈へ還流させる静脈
肝静脈
hepatitis 肝炎 : 肝臓がウイルスや毒素などで炎症を起こす病態
肝炎
hepatoblastoma 肝芽腫 : 小児に発生する原発性の悪性肝腫瘍
肝芽腫
hepatocellular carcinoma 肝細胞がん : 肝細胞由来の悪性腫瘍で、肝硬変を背景に発症することが多い
肝細胞がん
hepatocyte 肝細胞 : 肝臓の機能の中心を担う主要な細胞
肝細胞
hepatomegaly 肝腫大 : 肝臓が病的または生理的に大きくなった状態
肝腫大
hernia ヘルニア : 臓器や組織が本来の位置から突出した状態
ヘルニア
herniotomy ヘルニア手術 : ヘルニアを修復するための外科的手術
ヘルニア手術
Hirschsprung disease ヒルシュスプルング病(先天性巨大結腸症) : 腸管の神経節細胞欠如により腸内容排出が困難となる先天性疾患
ヒルシュスプルング病(先天性巨大結腸症)
ileum 回腸 : 小腸の最下部にあたり、水分や栄養を吸収する部分
回腸
ileus イレウス、腸閉塞 : 腸管の通過障害により内容物が進まなくなる病態
イレウス、腸閉塞
infantile colic 乳児疝痛 : 乳児期に激しい泣きや不快感を示す原因不明の症状
乳児疝痛
inferior mesenteric artery 下腸間膜動脈 : 結腸下部や直腸に血液を供給する主要動脈
下腸間膜動脈
inferior mesenteric vein 下腸間膜静脈 : 結腸下部などからの静脈血を脾静脈へ運ぶ静脈
下腸間膜静脈
Inflammatory Bowel Disease (IBD) 炎症性腸疾患 : 潰瘍性大腸炎やクローン病など、腸管の慢性炎症を特徴とする疾患グループ
炎症性腸疾患
ingestion 摂取 : 食物や物質を口から取り込む行為
摂取
intestine 腸 : 胃から肛門まで続く消化管の一部で、栄養吸収や排泄に関与
intussusception 腸重積 : 腸管の一部が隣接部分に入り込み、通過障害を起こす病態
腸重積
Irritable Bowel Syndrome (IBS) 過敏性腸症候群 : 腸管に器質的異常がないのに腹痛や便通異常が起こる機能性疾患
過敏性腸症候群
jaundice 黄疸 : ビリルビン増加で皮膚や粘膜が黄色くなる症状
黄疸
jejunum 空腸 : 小腸の中部にあたり、栄養吸収を主に担う部分
空腸
large intestine 大腸 : 小腸に続き、水分吸収や便の形成を行う消化管
大腸
laxative 下剤 : 腸の動きを活発にして便通を促す薬剤
下剤
left gastric artery 左胃動脈 : 腹腔動脈から分岐し、胃の小弯に血液を送る主要動脈
左胃動脈
lipase リパーゼ : 脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する酵素
リパーゼ
liver 肝臓 : 代謝や解毒、胆汁生成など多機能を担う重要臓器
肝臓
liver cirrhosis (cirrhosis) 肝硬変 : 肝細胞の線維化と再生結節形成で肝機能が低下する病態
肝硬変
lower esophageal sphincter 下部食道括約筋 : 食道と胃の境界にあり、胃酸の逆流を防止
下部食道括約筋
magnetic resonance cholangiopancreatography (MRCP) MR胆道膵管撮影 : MRIを用いて胆管や膵管を非侵襲的に可視化する検査
MR胆道膵管撮影
malabsorption 吸収不良症候群 : 腸での栄養素吸収が障害され、栄養不良を起こす病態
吸収不良症候群
melena 黒色便 : 上部消化管出血で血液が変化し、黒色の便として排泄
黒色便
mesentery 腸間膜 : 腸管を後腹壁と繋ぐ膜状組織で、血管や神経、リンパ管が通る
腸間膜
motilin モチリン : 消化管運動を促進するホルモンで、空腹時に周期的に分泌される
モチリン
muscularis mucosae 粘膜筋板 : 消化管などの粘膜層最深部にある薄い平滑筋層
粘膜筋板
nasogastric tube (NG tube) 経鼻胃管 : 鼻腔から食道を通じて胃内へ挿入する管で、栄養補給や胃内容排出に用いる
経鼻胃管
nausea 悪心(吐き気) : 胃のむかつきや吐きたい感覚を伴う不快症状
悪心(吐き気)
necrotizing enterocolitis 壊死性腸炎 : 乳児(特に早産児)の腸管が壊死や炎症を起こす重症疾患
壊死性腸炎
non-alcoholic fatty liver disease (NAFLD) 非アルコール性脂肪性肝疾患 : アルコール摂取が少ないにも関わらず脂肪肝を呈する疾患群
非アルコール性脂肪性肝疾患
obstruction 閉塞 : 管腔や通路が何らかの原因で詰まり、流れや通過が阻害されること
閉塞
omphalocele 臍帯ヘルニア : 臍部から腹腔内臓器が脱出し、膜に覆われた先天性疾患
臍帯ヘルニア
pancreas 膵臓 : 消化酵素を分泌する外分泌部と、インスリンなど産生する内分泌部を持つ器官
膵臓
pancreatic cancer 膵臓がん : 膵臓に発生する悪性腫瘍で、予後不良のことが多い
膵臓がん
pancreatic duct 膵管 : 膵液を十二指腸へ導く管で、主膵管と副膵管が存在
膵管
pancreatitis 膵炎 : 酵素活性化により膵組織が自己消化される炎症
膵炎
pepsin ペプシン : 胃の主細胞から分泌されるタンパク質分解酵素
ペプシン
peptic ulcer 消化性潰瘍 : 胃や十二指腸の粘膜が酸やペプシンで損傷を受ける疾患
消化性潰瘍
perforation 穿孔 : 臓器や組織の壁が破れ、内容物が漏出する状態
穿孔
peristalsis 蠕動 : 消化管などで波状収縮により内容物を先へ送る運動
蠕動
peritoneal dialysis 腹膜透析 : 腹膜を透析膜として利用し、体液中の老廃物を排除する方法
腹膜透析
peritoneum 腹膜 : 腹腔内臓器や腹壁を覆う漿膜で、壁側腹膜と臓側腹膜に分かれる
腹膜
peritonitis 腹膜炎 : 細菌感染や穿孔などで腹膜に起こる炎症
腹膜炎
pernicious anemia 悪性貧血(巨赤芽球性貧血の一種) : ビタミンB12吸収障害による巨赤芽球性貧血
悪性貧血(巨赤芽球性貧血の一種)
polyp ポリープ : 粘膜から突出する腫瘤状の病変で、良性から悪性まで様々
ポリープ
probiotic プロバイオティクス : 腸内環境を改善する有益な微生物やその製剤
プロバイオティクス
proton pump inhibitor (PPI) プロトンポンプ阻害薬 : 胃酸分泌のプロトンポンプを阻害し、酸を抑える薬剤
プロトンポンプ阻害薬
pylorus 幽門 : 胃の出口に当たる部分で、小腸(十二指腸)へ続く
幽門
rectum 直腸 : 大腸の最終部分で、糞便を蓄え肛門へ排出する
直腸
right gastric artery 右胃動脈 : 肝動脈から分枝し、胃の小弯側を走行し胃壁に血液を送る
右胃動脈
salmonellosis サルモネラ感染症 : サルモネラ属菌による食品媒介感染で、下痢や発熱を伴う
サルモネラ感染症
secretin セクレチン : 十二指腸から分泌され、膵液や胆汁の分泌を促すホルモン
セクレチン
segmentation 分節運動 : 腸管の内容物を混合し、消化吸収を促進する蠕動の一種
分節運動
short bowel syndrome 短腸症候群 : 腸切除などで吸収面積が減少し、栄養吸収障害を起こす状態
短腸症候群
sigmoid colon S状結腸 : 結腸の終末部で、直腸へと続くS字状に湾曲した部分
S状結腸
small intestine 小腸 : 胃から続く消化管で、十二指腸・空腸・回腸の3部に分かれる
小腸
sphincter of Oddi オッディ括約筋 : 胆管と膵管の開口部にある筋で、消化液の流れを制御する
オッディ括約筋
steatohepatitis 脂肪肝炎 : 肝細胞内に脂肪蓄積と炎症が同時に起こる病態
脂肪肝炎
steatosis 脂肪変性 : 細胞内に過剰な脂肪が蓄積する状態
脂肪変性
stomach 胃 : 食物を一時的に貯留し、消化酵素と混合する消化器官
stool 便 : 消化・吸収後の残渣や細菌などが排泄される排泄物
便
superior mesenteric plexus 上腸間膜神経叢 : 上腸間膜動脈周囲に形成される交感・副交感神経線維の集まり
上腸間膜神経叢
swallowing 嚥下 : 口中の食物や液体を飲み込み、食道へ送る行為
嚥下
total parenteral nutrition (TPN) 完全静脈栄養 : 経口摂取が困難な場合、静脈から全栄養を投与する方法
完全静脈栄養
ulcer 潰瘍 : 粘膜や皮膚が深く欠損し、治癒に時間を要する病変
潰瘍
ulcerative colitis 潰瘍性大腸炎 : 大腸粘膜にびまん性潰瘍性炎症が起こる自己免疫性疾患
潰瘍性大腸炎
upper esophageal sphincter 上部食道括約筋 : 咽頭下部と食道上部の境界にある筋で、嚥下時に開く
上部食道括約筋
urobilinogen ウロビリノーゲン : ビリルビンが腸内で還元され生じる色素前駆体
ウロビリノーゲン
villi 絨毛 : 小腸や胎盤などの内膜に生じる細かな突起
絨毛
volvulus 腸軸捻転 : 腸管がねじれて通過障害や血流障害が起こる病態
腸軸捻転
cholangiocarcinoma 胆管癌 : 胆管上皮に発生する悪性腫瘍で、黄疸などを引き起こす
胆管癌
appendectomy 虫垂切除術 : 炎症や病変のある虫垂を外科的に摘出する手術
虫垂切除術
absorption 吸収 : 物質が細胞や組織に取り込まれる生理的過程
吸収
hyperbilirubinemia 高ビリルビン血症 : 血中のビリルビン値が上昇し、黄疸を引き起こす状態
高ビリルビン血症
abdominal pain 腹痛 : 腹部に感じる痛みの総称で、原因は多岐にわたる
腹痛